かつて交通の要所であった小諸は、江戸へ送る信州の品の一大集積地でした。
モノやヒトが集まる場所の例にもれず、当時の小諸は賑やかな、まさしく「商都」であったと伝え聞いています。今でも小諸市内には当時の面影を残す立派な建物が点在しています。
同時に小諸は米に最適な生育条件を満たす地でもあります。寒暖の差が激しい信州は穀物だけでなく、果実や野菜の生育にも適していると伝えられていますが、
湿度が低く、虫がつきにくいことから農薬も少なくて済むなど、東信濃特有の気候から、おいしいお米への条件も揃います。
かつての商都小諸は、一等米の割合が10年連続日本一となるなど、甘さ、粘り、冷めても固くならない、と三拍子揃ったおいしいお米の産地でもあるのです。